- 山口 栄作
議員としての日々
皆様こんにちは。 寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
凍える寒さではありますが、冬の空気は澄んでいて快晴の日などにはドライブやバイクでツーリングにでかけたくなります。
今でこそ降りてしまいましたが、昔は休みの度にバイクを走らせていました。 私が最後に乗ったのが、スズキ GSX1100Sカタナのファイナルエディション。奥さんの了承が出ていませんのでここだけの話ですが、今はホンダのクロスカブを密かに狙っていま す。
サラリーマン時代は、休日のツーリングが唯一の楽しみでそれを糧に仕事をこなしていたものです。
しかし市議会議員という職に身を置いてからは一変しました。 市のイベントや交流会などに呼んでいただくことや、視察等も合わさって、週末も議員とし ての時間が続いているようなもの。
そうなると完全にプライベートでの時間はなくなり、趣味であったツーリングに行けない日々となりバイクも処分してしまいました。
こんな書き方をすると休みなく働いて大変なだけの毎日のように思われるかもしれません。 しかし不思議とストレスや気落ちするようなことはありませんでした。
もちろん議員になりたての頃は、考える間もなくただただ精一杯に駆け回っていたというせいかもしれません(笑)
大好きなツーリングの時間が取れなくなっても、20 年間続けられたのには議員になってから経験した日々が何にも変えがたい時間をくれたからです。
先ほども書いたように、議員は休日も平日もないような事が多々あります。 ある意味、休みがない。
しかし、土日のイベントなどは地元の皆様や友人などとも触れ合える楽しいひと時でもあります。
また支持者の方にお誘いをうけて、居酒屋での飲みニケーションや、それこそ市内の名所を 車でめぐる、これも仕事であります。
サラリーマン時代はスーツを着る時間のみが仕事であり、それは私の日常の一部ではありましたがすべてではありませんでした。
しかし議員というものは、何を着ていてもどこにいても、常に議員。仕事の仮面をかぶるという感覚から、私と仕事が陸続きになっていく感覚でした。
こんな面白い仕事があるのだという高揚感と、自分の日々が周りの人々の生活に影響していくのだという使命感を感じました。
もちろん私一人の力は小さく、自分の考えや行動だけで何かを変えられるなどということ ではありません。
しかし皆様の代弁者として、変化のきっかけをつくる、そんな立場が議員なのだと思っております。だからこそ書類だけでは判断できないものがあります。
それを補ってくれるのは、一緒にお酒を飲みながらのひと時の会話や、季節を感じる行事の賑わいの声、真摯に寄せられる助けの表情。
そのような五感を通したコミュニケーションであります。
松戸市議会議員としての私の日々が皆様とともにあったように、その職に区切りをつけた今も皆様から頂いた日々が私に繋がっています。
手先が冷えるような痛みが過ぎた春にどんな感覚を感じるか。その日に向けて、進んでいきたいと思います。